水面に発生する形態を和紙に移し取る「墨流し」。波や地形、雲、細胞など極大の宇宙から極小まで共通する3大力学(フラクタル、エントロピー増大、表面張力)が作用して次々現れ変化して行く形態を追って、一回性の記録の採取を続けていました。A10sizeの頁をめくると大宇宙を?血管の中を?旅している気分が味わえるでしょうか?墨流し沼にハマっている自分だけがそう思うのでしょうか。

2021年
制作部数:1点ずつ異なる12ヴァリエーション
函サイズ:47×38×23mm
蛇腹本サイズ:38×28×13mm(拡げると約1.8M)
和紙に墨流し、台湾綺羅摺り手漉画仙紙、綿手紡糸、貝ビーズ
制作:大古瀬和美


ご購入・問い合わせは TOMOSONLINE または ギャラリー砂翁 へ