和田 祐子

Yuko Wada

略 歴

文字と言葉の世界に魅せられ、西洋の書道(カリグラフィ・テキストアート・レターアート)を学ぶ。秩序と定型を重んじる、歴史的ローマ字の再現・研究を経る中で、目的となる興味の対象が、抽象的な自己表現へと、ゆるやかに変化していった。1996年から、International Calligraphy Conference(米国)に参加。同時に国内外で、欧米の講師によるワークショップを受講し、極めて独創的な現代カリグラフィ(テキストアート)の存在を知る。米誌 Letter Arts Review に作品とインタビューが多数掲載。2008年、ベルギーの個展を岐に、文字から派生した抽象のタブローとドローイングを制作・発表している。自己の心象を形にする抽象の筆致を模索しながらの制作。それらは、ときには言語的であり非言語的でもある。近年、抽象のタブローやドローイングと並行して、ブックアートの探究・制作を行っている。「言葉、文字、本、素材、人との関り」などを強く意識しながらの制作を楽しんでいる。


個 展

2008   マンナ・アートギャラリー(ベルギー・ブリュージュ)

2008, 2010, 2012, 2013, 2014  ギャラリートモス (東京)

2017   ギャラリー砂翁&トモス (東京)


主なグループ展

1999  Writing Beyond Wordsギルフォードアートセンター (アメリカ)

2007  East Writs West展 マンナ・アートギャラリー (ベルギー)

2008  Westerlo International Calligraphy Exhibition (ベルギー)

2009  ワックスワークサイトVol.7 ギャラリー砂翁&トモス (東京)

     日本・ベルギーレターアート展 Bank Art (横浜)

     The BOOK ブックアート展 ギャラリー砂翁&トモス (東京)

2010  Westerlo International Calligraphy Exhibition (ベルギー)

2015, 2018  International Artist book Triennale Vilnius (リトアニア)欧州各地へ巡回

           TEXT ART EXHIBITION, ZWEVEGEM (ベルギー)

2016  二人展・それぞれの ギャラリー砂翁&トモス (東京)

2017  プリズム展 ギャラリー砂翁&トモス (東京)

   International Calligraphy & ART Exhibition (アメリカ)

2018  The BOOK ブックアート展 ギャラリー砂翁&トモス (東京)

2019  The BOOK ブックアート展 ギャラリー砂翁&トモス (東京)


掲載

1999  Writing Beyond Words (アメリカ)

2001〜2019 Letter Arts Review (アメリカ)

2007  Responding to our world (アメリカ)


所蔵

AKADEMIE DER KUNSTE ベルリン美術アカデミー・カリグラフィコレクション(ドイツ)